ivataxiの日記

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シャネル閉店・復活

シャネルの閉店。そして復活
仕事が大好きだったシャネル。でも、一時期完全に第一線から退いていました。それは第一次世界大戦の直前、アメリカの映画界に招待されて、そのファッションを担当したシャネル。まだ、彼女のファッションを受け入れるのには、アメリカの映画界は50年待たなくてはいけなかった。ゴテゴテとした飾りの多いファッションがまだ主流だったのです。シャネルの上品で実質的で行動的なファッションは野暮ったく感じたようでした。アメリカ中心の時期、ヨーロッパをおろそかにしている間に、ストライキが持ち上がりました。彼女の作ったブランドが、彼女を締め出す結果となりました。そして、彼女は自尊心を守り、閉店を決意しました。決意というよりも「断行」という方が良いのかもしれませんが・・。二つの世界大戦の間、冬眠するクマとか、地上に上がる前のセミみたいに、スイスで逃げるみたいに暮らす彼女は仕事を離れた時間を過ごすことになります。でも、時代は彼女の見方だったようです。彼女が復活宣言をすると、援助してくれたのは・・なんと、かつてのライバル・・。マスコミもおおむね見方について、特に海を越えたアメリカからエールが聞こえて来るのでした。(ベッカムアメリカ行きは似てる?)「ブランドのコピー」に、寛大だった彼女は、ヨーロッパでの業界からの圧力を受け、組合を離脱します。皮肉にもそのすぐ後で、シャネルはアメリカから「オスカー」を受賞することになるのでした。彼女は、時代にも愛された女性だったのでしょう?