ivataxiの日記

絵 文章 映画

岡本太郎

芸術はバクハツだ!という岡本太郎
1970年大阪万博開場「太陽の塔」の製作者が、岡本太郎氏だということを知る人は多いはず。漫画家の父と、文筆家の母を持ち、サラブレットとして生まれ育つ。海外移住生活も長く、外国の芸術家との親交も多かったようだ。彼の作風の中には、著名なヨーロッパの作家の影響が色濃く見られる。反面「縄文文化」の中に、最先端の芸術を見出した人としても知られ、良い意味での和洋折衷の成功例といえるのかも?アトリエにこもるだけというタイプではなく、マスコミの前に頻繁に姿を現し、ニラミつけるような視線のアップで「芸術はバクハツだ~!」と、断言して叫ぶ姿は、素性を知らないと「ナニ?ダレ?」と、思ってしまうかも?パフォーマンスという表現も定着しない当時の日本では驚きであった。(すでにダリなどは象に乗って登場したり、丸まった細いヒゲをつけたり・・奇異な行動でも有名だったが)日本に帰国後は、様々な有名無名な芸術家たちのサロンに私財を投資し、交流を重視した。恐らく現在の画壇の礎を築いた功績のある一人といえるのではないだろうか?若い頃の作品は「火事で焼失」した、ということになっている。彼の若い未熟な頃の作風・・見たいようであり、見ないのが良いようでもある気がする。