ivataxiの日記

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サム・ウオルトン

サム・ウォルトン
サム・ウォルトン」という名前を聞いたことがあるだろうか?現在の世界で、圧倒的なお金持ちといえば「ビル・ゲイツ氏」が有名なのだと思う。だが、少し前には「ウォルマート創業者のサム・ウォルトン氏」も世界一のお金持ちといわれ有名であったと思う。アメリカではシアーズのカタログが各家庭に常備され、そのカタログを見るのが楽しみ・・という長い時代が続いた。だが、それをくつがえしたのがウォルマートだった。何でも揃って安いお店を全米で展開し、シアーズのシェアを覆したのだった。アーカンソーの田舎町の小さな雑貨屋さんがサムの出発点だった。資産は奥さんの実家の方があったようで、今の日本でいえば「マスオさん」だったのかも?「エブリデイ・ロープイライス(いつも安く)」というスローガンは、当時から変わらない。小さくても活力のあるその店は、ライバルに買収されたという。だが、そんなことでくじけたりしない彼は、そこから立ち直って・・今や世界中に「ウォルマート」は存在している。アメリカで始まった若い人の社交団体「ダンス・クラブ(現在のJC)」の理事長も勤めたという。良く働き良く遊んだ人のようだ。彼は現金をあまり持ち歩かない人のようだった。それは現金はほとんど自社株に投資されていたからだったようだ。それのことで存命中、決して彼は損をしなかったのだが、常にもっと現金が必要になっていたようだった。いつも小銭を持たない彼は「君にはそんなに小銭は必要ないだろう?それでぼくのコーヒーを払ってくれないか?」というような事を、側近にいうような一面があったようだ。だが、全米の主要スタッフに会議を招集する際は、無料でプライベートジェットを使わせたという豪胆さも持っていた。なぜなら「お金はあとで取り戻せるが、重要な時間というものは取り返しがつかない」という信念があったからのようだ。晩年は、いち早くテレビ会議を活用・・もし、今も彼が生きていたなら、インターネットをうまく活用したかも?古いピックアップトラックに乗り、ウォルマートで売っている、安い服と帽子をかぶったサムが微笑んでいる姿は、なぜか世界一のお金持ちに見える気がするのだ。