ivataxiの日記

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たわむれ電線

たわむ電線 鳥たちの談笑
夕暮れに目が見えなくなる少し前は、鳥たちの談笑の時間。電線はたくさんあるというのに、なぜか固まって止まる。「チュンチュン」「ピピピ」いろんな話し声が頭上にかたまって渦巻いて、何か別な音にさえ聞こえる。固まって乗っかるものだから、その電線だけ少しタワミ方が違う。本当に暗くなる直前まで談笑は続く。自分の気に入った木々の枝を決め、本当の夜をねぐらに、鳥たちはそれぞれに散って飛んで行くのだ。