ivataxiの日記

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ネコ語


いまだによくわからないネコの言葉
人間として最低限の教育は受けた。人生も成功こそしないが、そこそこ生きて来た。だが、いまだに良くわからないことが多い。その中の一つが「ネコの言葉」なのだ。人によると、人間の言葉で話しかけるようなのだが、個人的にはなぜか「にゃにゃにゃ~ん」のような、ネコまね言葉で話しかけることにしている。それは、時を一緒に過ごした数匹のネコについても、そこらの街角ですれちがった見知らぬネコに対してもそうしている。自分としては上手くネコ語を操る人種だろうとウヌボレてはいるのだが、あながち伝わってはいないようだ。「人間とネコの言葉を操るバイリンガル」にはとうていなれそうもない。明け方早く、ネコが話しかけてくる時は「外に出たい」か「飯くれ」なのである。だが、時折くぐもったような声でうなるように話しかけて来ることがある。そんな時はあとで、家の中のでこかで鳥などの残骸を見つける。長年連れ添った自宅ネコでさえ、十分にその言葉を理解できないままなのである。ちなみに、ネコに人間の音楽を聞かせると、雑音か他の動物のウナリのように聞こえるみたいだ。また、テレビに動物・鳥などが映ると関心を示す。時にネコが映るとヒトゴトではないようなのだ。