ivataxiの日記

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電車吊り広告

電車のつり広告の存在感
ローカル電車だからなのか、電車のつり広告の片面しか印刷していなかった。ちょうど裏の白い方をしばらくボーゼンと眺めていたのだが、何か足りない感というものを感じた。まさか、電車の車内で隣の知らない人と至近距離で目を見詰め合ったりする・・という訳にもいかないだろう。外の景色に目をやるか、空しく空を見つめるか・・はたまた目を閉じて、立ったまま寝たフリをする・・。印刷してある広告を見つけ「ほっ」とした。京都あたりの山とお寺が写っている。四角く小さな文字でコピーがぎっしり詰まった辺りというのも、暇な時間には妙にうれしい!煎じ詰めれば「大文字焼きの後の京都の山も見に来てね」という内容のようだが、形容詞・前置詞・慣用句・代名詞・・などなどを片っ端から投げ込んで、なが~い文章にしてあるのだが・・、やっぱり暇だからとてもうれしいのだった。無くなって見て初めてわかるつり広告の存在感なのであった。