ivataxiの日記

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SRX250

最後に乗ったのがこの「ヤマハ・SRX250ネイキッド」である。ネイキッドはカウル(フェアリング、風除け)のない丸目である。100kmを超えると、体が風で後ろに持って行かれるから、疲れる。あまり、高速道路には乗りたくなかったし、タンデム(二人乗り)も、ついにしなかった。でも、ここ中部圏から、日帰りで東京・横浜・大阪などには良く行った。「ツルム」というのが、今もってできない性格で、当時も一人で走った。名阪などで、しばらく休憩場所が見つからず、半分寝ながら走ったこともあった。また、どうしても大阪まで行かなくてはならず、嵐で新幹線が止まり、名阪も通行止めという日に、この「SRX250」は、活躍してくれた。大阪にびしょぬれで着いたが、どうもチェーンがおかしい・・。バイクショップを見つけて入ると。「無理して台風の中来たから、油がすっかり無くなっていますよ」と、いわれた。油をさしてもらい、帰路に着いた。帰路は晴天だった。朝早く起きて、特に用事もなかったのだが、SRX250にまたがり普段の何気ない道を走っていて、油断してカーブでフロントブレーキをかけて、転んだ。バイクは走行車線に残ったが、人間は反対車線まで転げた。逆さまになり、ヘルメットに「チャリチャリ」という、アスファルトとの摩擦音が聞こえた。逆さまにキャッツアイが迫る。「ぶつかるとヘルメットが割れる」と思い、手をついて回転した。痛かったけど、反対車線に入る車があり、やっと走行車線のバイクを起こす。フロントフォークが曲がり、でもエンジンはかかったので、曲芸みたいな格好で近くのバイク屋さんにそのまま引き取ってもらった。有料だった。以来、その怖さが染みて、バイト以外はバイクは乗っていない。(わかみぃさんの書き込み、返事とダブリます)