ivataxiの日記

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団地の階段に大きなコガネムシ

少し前の話。団地の階段に大きなコガネムシがころがっていた。・・そう思った。だが、良く見ると、カブトムシのメスだった。あのツノがないから、コガネムシかと勘違いしたのだ。もしも、オスなら、角で転がっても起き上がるだろう。ツノのないメスは、コンクリートに裏返っていると、まったくもとに戻れないようなのだ。捕まえて放り投げたら飛んで行った。その生命の残りが少ないにしても、コンクリートに転がったままでは悲しい。夕暮れ過ぎには、暗闇から見れば、マンションや団地の明かりは、甘美な光と見えるのだろう。都会に憧れ夢破れた人のようだ。虫も人も、土や木のそばが、本当は自然に近いのかも?