ivataxiの日記

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スイカ

イカといえば、便利な列車のカードを思い出す。だが、西瓜(スイカ)のことだ。きっと西から来た瓜なのだろう。胡瓜(キュウリ)・南瓜(カボチャ)・・のような名前の由来っぽい感じがする。今では、スーパーで買って、切ってラップして、冷蔵庫で冷やす。大阪生まれだが、夏には良く両親の田舎である香川に預けられて過ごした記憶がある。ホオズキのある山の中で、井戸もあり、小川も冷たかった。スイカが井戸や小川で冷やされていて、田舎にありがちな縁側でスイカを食べる。冷房はないが、扇風機と風鈴の音・・。蚊取り線香が煙を空中に何か描いている。冷蔵庫ほど冷えてはいないが、自然の冷却効果もなかなかである。どうしてだか「塩をつけろ・・」と、大人に勧められるが、甘さが半減するのでは?と、思う。ハンズボンにランニングシャツだから、多少スイカの赤い汁に染まっても文句はない。種を庭に飛ばす・・。それは、暗黙の競技である。いつかそこからスイカが育ったかどうか・・そこまではわからない。冷たくて、甘い夏のスイカ話である。