ivataxiの日記

絵 文章 映画

エレベーター前には展望スペース

「エレベーター前には展望スペースがある・・」と、以前書いた。散歩コースで何度も周回するのだが、そこに設置したイスには色んな人が座るのだ。「患者さん」「見舞い客」が主なのだ。見舞い客の中には、患者さんの容態が思わしくないのか、病室では決して見せない「涙」を流しに来るという場面もある。携帯電話で、ずっと話し込む・・あるいは、メールの画面に見入る人たち。やって来てくれた見舞いの人たちと、心置きなく大声で話ができるのも良い。自分や家族のことを思いつつ、景色が夜を迎えてもそこにたたずむ患者さんもいる。患者さん同士、入院生活で知り合い、半ば友人のように話すひとたち・・。色んなひとがやってくる。深夜にどうしても眠れない時にもここに来る。昼間はそうでもないのだが、深夜遠くの町明かりは美しい。また、夜が明ける頃と、夕暮れ時のオレンジがかった風景も、いつ見ても美しい。散歩で良く見る顔が、ここに座っていたので話しかけたら「生返事」だった。反対側の耳には「イヤホン」が・・。どうやら、ここは電波の入りが良いらしく。ラジオを聴きに来るという人もいる。邪魔してしまった!