ivataxiの日記

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酸素

バブルの頃「お茶を缶に入れて自販機で売れば?」と、お茶屋さんにいったことがある。当時、自販機でコーヒー・ジュースに混ざり烏龍茶が販売された頃だった。でも「日本茶なんて自販機では売れません」と、笑って退けられた。20年と少し時間が経ち、今では自販機で日本茶を買うのは当たり前だ。水だって売っている。喫茶店でも水は日本では無料であった。ヨーロッパの水ならば輸入しているからお金を払うこともあるかも知れないとも思うが、今や日本で日本産の水を買って飲む時代だ。日本の水の良質さを認めたのか、外国の資本が水源地を買い漁る。次第に日本にいて外国資本を怒らせると水さえ飲めなくなる時代も近い。所で話は酸素。バブル時代に酸素の会社の人と話して「酸素なんて買う人いるの?」と、ぼくは信じられなかった。だが、医療用・レジャー用として少なくとも使われていた。海に潜る人は必要だし、溶接でも使う・・。でも、もしかしたらこれからはごく普通の生活をする人々が酸素を買う時代になるのかも知れない。いや、そうなってはいけないのだが。