ivataxiの日記

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横尾忠則さん

youtubeで「寺内貫太郎一家」を見る。飲み屋のカウンターで喋らないけどいつも出ている男優は誰?横尾忠則さん、当時グラフィックデザイナーで、まだイラストレーターは新しい挑戦の最中だったのでは?寺内・・のタイトルデザイン・イラストも彼が担当。当時の少年マガジンのデザインも担当し、恐ろしい色彩感覚に表紙を見ただけでノックアウトされた。テレビ「快刀乱麻を断つ」もストーリーは忘れたがタイトル画像が秀逸だった。サンタナのレコードジャケットも手がけ、日本の一時代を築いた一人。ヤクザ映画・ピンク映画など俗っぽい映画のデザインも手がけ、前時代のマッチ箱や粗悪印刷の配色をわざと使い海外にもサイケデリック現象の最中日本にこの人アリキと名を知られたと思う。高校時代までは「郵便局員志望」だったとか。教師が美大を薦めたが、印刷会社に就職。商店街の包装紙のデザインが目に止まり「神戸新聞社」の引き抜かれる。彼は寡黙にカウンターにいて、いつも誰かに声をかけられる気になる男・・という設定・・人生もまさにそんな風。グラフィックデザイナー・美術家であり、多摩美術大学の先生でもある。