ivataxiの日記

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お盆 フォルクスワーゲン

お盆の時期だ。ウラバーナとかが盂蘭盆の語源とかで純日本的な行事・習慣ではなく外来定着の習慣のようだがともかく長い休みはメデタイ。ぼくは移動しないから周囲の変化でお盆を感じる。いつものクルマがどこかへ行き知らないクルマがやって来る同じ街並み。ラッシュや買い物で殺到する時間も閑散としたもので、クルマのない道路や駐車場は破滅テーマの近未来映画のヒトコマみたいだ。自宅の駐車場に収まらないクルマたちは路上駐車。他府県ナンバーでカッコイイクルマも多い。ふるさとに帰るならカッコつけたいものだ。「故郷に錦を」なんて今はいわないだろうが・・精神的には進化していない。故郷で何をするでもなく時間がたくさんあり雨のあとの日中の晴れ間には洗車したくなるのか「これでもか!」と磨き上げたクルマが夕方まだ明るい町に凱旋する。普段のクルマの流れを乱すスピードのクルマがあった。元祖フォルクスワーゲンだ。空冷・リアエンジン・厚い塗装・しっかりしたボディーの昆虫に似た美しいクルマである。ポルシェ博士がポルシェと違う国民車としてヒットラーから依頼を受けて作ったとか?「ワーゲンだから仕方ない」とぼくはカブトを脱いだ。