ナビ 女性の声
四国の独居老人である母の家一泊で静岡・四国旅。レンタカーは普段、四国丸亀で借りるが、今回は静岡からの出発。トヨタレンタカーで最も安い普通車を所望したが、連休だからなのか二番目に安いヴィッツになった。色が「オジン色」なのが気に食わないがそんなこともいえない連休の売り手市場なのである。いつもは自家用車は軽自動車だから随分大きく力強く感じるが「エコランに徹して支払うガソリン代も極力抑えたい」という大きなテーマを実現するために、このクルマのパワフルさは引き出さずに老人色のクルマで老人的軟弱走行に徹する。靴を脱いで親指で優しくアクセルを踏むが長旅なので疲れたら靴を履く。革靴が楽だが足が蒸れるからクルックスモドキである。大雨の予報もあったから、雨なら靴下を脱げば水も平気なのである。だが靴下を履かずにクルックスモドキを履くと足のムレが気になるので靴下を履く。ともかくトヨタ純正のナビで始まる旅だが、良くわからないので現地点を地図に表示し指で行き先を設定した。何とか作動した。このナビの声は女性で何とも心地よいのだ。美しい声の女性を助手席に乗せている錯覚旅だがそれも10分位で「やはり機械だったのね?」という現実に引き戻される。いつも使うナビは男性の声でつなぎが不自然だが、今回のナビはイライラした気分を鎮静させる案内なので良かった。高速に入りラジオの音量を上げるとナビが若干聞こえにくくなるが年齢のせいもある。いつも自分でルートを決めて毎回違うルートを試すようにしていたが、ナビはそれとも違う提言をしてくる。6年間四国には行っていないので、当時なかった「新名神」を選択して来る。放置すると四国へは「鳴戸の橋」を選択するらしい。そういえば以前、鳴戸から高松までの高速道路が未完成で、しばらく国道11号の海沿いのルートを行き途中完成した部分から高速道路に乗った記憶があった。高速道路のジャンクションはもし地図を便りに行くとどうしても進路変更で迷うだろうが、ナビはこんな時に本当に良い相棒なのである。一般道に出ると、急にオシャベリになるが、高速道路はあまり道の取捨選択かないから静かだった訳なのだが。交差点に入るずいぶん前・少し前・その時の三段階変格活用なのがうれしいが、当たり前に知っている場所では少しウルサイ。ともかく途中SAで止まって地図を確認という時間が省けた。最短時間は今まで6時間であったが、もう少し全体的にスピードを出して無理な走行だった。今回最高速度+アルファ程度なので無理がない。でも7~8時間というトコロなので嬉しい。今朝レンタカーを豊橋に返却なのでナビともお別れなので少しさびしい。