ivataxiの日記

絵 文章 映画

飢饉 ジャガイモ

中世のヨーロッパでは特にアイルランドにジャガイモは定着したようだ。(アイルランドがどこにあるかって?・・ふふふ、知っていても教えないよ~ん。自分で各自調べるヨロシ・・って、どこの人だ?)領主には麦の地代を納めるが、ジャガイモは地代を納めなくて良かったとかで、農民の主食となったという。でも、連作すると病害虫が発生しやすく1845~1849年に大規模なジャガイモの疫病が発生したそうだ。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアへ200万人以上のアイルランド人が移民したのもこの頃。ケネディー大統領の先祖もこの中にいたというから、ジャガイモが歴史の礎になったという話・・ではないのだが。
日本ではジャガイモの別名に「おたすけ芋」というのがあるという。「天保の大飢饉」にジャガイモのおかげで餓死をまぬがれたことから「御助芋」の名前も付いたようだ。そんな代官の名前から「善太夫芋」「清太夫芋」という名前も残っているというから、善行は後世まで名前を残すらしい。悪代官はチャンバラドラマには必需品で、同じ切られ役が何度も斬られるのだが・・でも必要なのだ。
アメリカに渡ったアイルランド移民たちの持ち込んだジャガイモは、後に独立戦争の兵士の食料として用いられたというから、歴史に無駄はない。