サッシ

子供の頃は「風が吹けば桶屋が儲かる」と大人がいうと耳で覚えるが意味は不明なままだった。頭で考えると「時代劇に良く路地などに桶が積んであり、風が吹くとそれが飛ぶからだろう」と思っていた。確かめないまま特に不自由はなかったからそのまま今に至る。落語か何かで「風でほこりが目に入りそれを洗うために桶が必要になる」ということを知り目からウロコが落ちたのでやっぱり桶が欲しくなった。ところで台風でウチは雨戸が飛び、ガラスを割りお隣の壁を壊した。壁は大工さんに直してもらい、ガラスはサッシ屋さんに頼んだ。そして雨戸もサッシ屋さんに頼んだのだがようやく最近見積りを出しに見に来てくれて施工は更に先のことのようだ。あまりに台風で同様の要件が近隣にひしめいていて、サッシ屋さんも手が回らないみたいだ。風が吹くとサッシ屋さんが儲かるという話。