ivataxiの日記

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スーパー8

うちはブルーレイの機械がないのだが、ディスクの色が何となくそんな雰囲気で、映った時には安心した。久々にレンタルDVDを借りた「スーパー8」は前から注目していたんだが、前評判があまり良くない。たまたま借りたディスクは声がほとんど聞こえないので、ボリュームを最大(50)で聞いてもささやく程度。日本語吹き替えはとても無理なので英語・字幕で見た。最初に面白く感じないと、倍速や3倍速で観ることもある。なんだかキャストも見たことないし、パッとしない古いアメリカの田舎町に古いアメ車が出る・・「過去を懐かしんだ映画か?飛ばそうかな」と思ったが「おや?待てよ」と思ったのは、列車の横で子供たちが映画を撮っていて、いきなり列車が脱線事故を起し、日常から一気にドラマに入って行くあたり・・。クレジットにS・スピルバーグの名前もあった・・。監督・原作・脚本・制作は「J・J・エイブラムス」という人。「LOST」「スター・トレック」の監督。「アルマゲドン」の脚本。映画音楽も作る・・・異才なのだ。お話は「未知との遭遇」「E・T」のオマージュだとかで、プロデューサー参加のスピルバーグと組んで影響しあって楽しんで作ったのでは?と思える。ぼくの子供の頃の友人たちは今でいう「オタク」で、ここに登場する子供たちの一人ひとりと国を超えて共通する核がある。映画に自分の子供時代がシンクロして入ってしまうが、現代の子供は古臭いと思うかも知れない。「9」「トランスフォーマー」など似た部分が多く、きっと多くの作品を下敷きに作ったのかも知れない。主人公ジョー・ラム役の「ジョエル・コートニー」君でさえ無名のようで、キャストで呼ぶという類の映画でないことはわかる。最初に見たスピルバーグ学生時代の「激突」のエネルギーを感じる。個人的にオススメ。