ivataxiの日記

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村上もとかさん マンガ・文学

マンガで昭和の文豪を、が描いた本を図書館で借りた。「太宰治」「永井荷風」「梶井基次郎」「坂口安吾」さんを描いた物だが、まだ読んだことがない「檸檬」を書いた梶井基次郎さんの章が良かった。心を掘り下げる、心を正直に表現する・・なんて、実際生活の中ではまずありえない。だが、マンガ・文学は共に心を掘り下げ、表現するジャンル。「人をダシにのし上がろうとした」と、正直に語る梶井、語る相手は12歳の少女。一時の出会いで恋にもならない二人だが、若い文豪が肺病で息を引き取る一瞬は、この少女と出会った山中の温泉場に戻って回想して行く・・。