ivataxiの日記

絵 文章 映画

油絵の部屋

コクリコ坂のこの家はどんな構成なのか今もわからない。ヒロインの食事の支度を手伝う眼鏡のボンヤリした女性はヒロさんというらしい。彼女の部屋を尋ねると、絵の具だらけで大きな絵がイーゼルに書きかけ。その絵は海に船が浮かぶ絵だが、色は赤っぽく、乱れた筆使いはわざとそれと気付かれないようにするみたいだ。結局足の踏み場のない部屋・・ヒロさんは、押入れの上の段をベッド替りにしている。ぼくも、大阪の団地に住んだ頃、四畳半に荷物が一杯で、弟は机の下で足を半分入れて、ぼくは押入れの下に足を半分入れて寝ていた。今はともかく一人分の布団が自分には与えられているからある意味幸せなのか?