ivataxiの日記

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アンパンはどこがうまいか

東京では1964年に東京オリンピックを成功させようというポスターがある。その頃の高校生だから15~18歳位の設定で、まさに現在の団塊の世代が主人公たちの世代のようだ。理事長の会社で待つシーン「アンパンはどこがうまいか」ともめながら通過する大人たち・・。今は、コンビニでもかなりの数と種類のパンがある。パンだけでなくお菓子や、デザートも狭い店舗の割に多い。だが、この世代にとってアンパンの味の好みは個人の価値観を図るイイモノサシだったのかも知れない。アンだって、コシとツブがあり、白あんというのもあった。どうしてだかパンの表面は茶褐色で艶があり、ヘソと呼ばれるくぼみがあったり、ゴマなどがトッピングされている場合もある。どのメーカーなのかといっても、メーカーの数もあまりなかった時代ではなかっただろうか?電車の脇のその場しのぎ的な家も屋根にトタンが飛ばないように石が乗せてあったり・・ともかく衣食住が精一杯の頃。でも、アンパンへのこだわり執着に関しては庶民それぞれに一家言あったのだろう。