ivataxiの日記

絵 文章 映画

本田宗一郎さん ポンポン

本田宗一郎さん ポンポン

自動車免許は浜松に就職が決まり「内定の条件」で免許を採ることになった。興味もないしむいてないらしく若いのに普通の二倍も教習を受けることになる。通うのに足が必要で、普通自動車免許のオマケで乗れる原付(原動機付自転車50ccまでのバイク)で「ホンダ・ロードパル」のひどい中古をだまされて買った。ひどい話だということには当時気づかず楽しく乗った。自転車の形なのにエンジンで走るのが不思議。終戦直後は本田宗一郎さんは一年間何もしないでいたという。終戦直前の三河地震で工場が倒壊し、トヨタに買ってもらったようだ。物資・食料を調達するのに奥さんが自転車で苦労する姿を見て「自転車にエンジンをつけては?」という発想で「ポンポン」(浜松ではスクーターの元をこう呼ぶ)を作ったという。どうあがいても、地震で倒壊した工場・終戦の混乱ではうまくいかない・・・そんな時でさえ、世界を変える発想を目・心・手で自分の元に運を引き寄せる強運を彼は持っていた。磁石のように、協力者・資金・成功を引き寄せたようだ。