ivataxiの日記

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アブラゼミとヒグラシの恋

あんまり大きい犬と小さすぎる犬では交配がうまくいかないような話を聞いたことがある。近所の「自分は小さいのに大きいと勘違いしているオス犬」と「自分は大きいのに小さいと思い込んでいるメス犬」が、良く柵越しに見つめ合うのを見たことがあり飼い主に聞いたのだ。セミは時期が種の棲み分けのような気がする。毎年同じような気候変動ならばカレンダー通り「そろそろアブラゼミ地上に出ます」とか「しかたないからそろそろヒグラシ出動」というように、セミの鳴く声(羽音?)が「ミンミン」「ジージー」「カナカナ」などと違う種同士の空中戦を繰り広げて(戦っているのではないが)いるのを聞く。最近は気候が異常なので、暑さの急変でおかしなタイミングで地上に出ているセミも見かけるのだ。なので「アブラゼミとヒグラシの恋」のように、本来はイケナイ恋というのもアリなのだろうか?と危惧するのであった。