ivataxiの日記

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ワレモコウ

ワレモコウ

子供の頃には、華やかな花を好む。チューリップやヒマワリといった、絵にしやすい花が好きだ。だから「ワレモコウ」は、見ていても記憶に残らない。細い茎に丸い小さなブドウの果実程の花?を付ける。遠めには、空中に丸いものが浮いているように見える。その丸い花はツクシの頭にも似た襞でワインレッドで、秋に似合う。すごく昔「庄司 薫」という作家の「白鳥の歌なんか聞こえない」「赤頭巾ちゃん気をつけて」などのシリーズの中で「ワレモコウ」の花の話が出ていた。以来、野でワレモコウを見つけると「やぁ!」と、挨拶だけはするように心がけている。