ivataxiの日記

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ワックス

ワックスをかける

愛車は軽自動車一台のみだ。だから、水洗いなら「あっ・・」っちゅう間に終了してしまう。だが、ワックスをかけるとなると、二日以上休みがないと、そこまで気力が充実してこない。日中は殺人的な暑さだから、朝の涼しいうちに、水洗いを済ませる。でも、その時すでに頭の中に「夕方ワックスかけよう計画」なるものが着々と進行していることには、まだ、周囲のご近所の方々には気づかれていないようなのだ。「ふふふ・・笑っていられるのも夕方までだ」と、意味不明な曖昧な笑みを口元に浮かべるのだ。夕方のまだ暑さの残る中、倉庫でワックスを探す。前回、自分で大方、廃棄処分にしたことを忘れていた。倉庫探しにかなり時間を取られた。あまり、遅くなると、夕方は蚊に注意しなくてはいけないのだ。やっと一つだけ見つけた古い液体ワックスとタオルで、一部分づつワックスを伸ばし・乾かし・ふき取って行く。ただ、それだけなのだが、妙に汗をかく。全体に残った粉を拭き去ると、ツルツルの皮膜。誰も気づかない喜びがそこにはある。ミッションコンプリート・・。なのである。