ivataxiの日記

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携帯ラジオの古いの

携帯ラジオの古いのがある。見るからに雑に扱った形跡があるが、オーナーはぼくだ。FM・AMをダイヤル微調整で局番を探し出す。職人技だ。だから、マジックで、小さく印をつけてあるのが、さらにいやらしい汚れに見える。大きなサイズのラジオでカセット・MD・CDにも使えるものが台所に置いてあるのだが、最近電波が変わって雑音が入るようになったのだ。小さな携帯ラジオで良い電波の場所を探してそこに置いて聞くのがより良いみたいだ。本当に電池も食わず、忘れていたのにちゃんと音が出た。薄っぺらいモノラル感もノスタルジーに拍車をかける。それが心地いいと思える年齢なのだろうか。