ivataxiの日記

絵 文章 映画

チューリップはケシの花とも似ている

幼稚園児の花の絵にはチューリップが良く見られる。大きな広い葉っぱの上に細長い茎が伸びてその上に大きなカラフルな花びらがグラスみたいな形で乗っかっている。色も赤・黄色・ピンクなど、原色っぽいわかりやすいクレヨンで塗りたくなる色だ。ずっと、花びらはグルっとつながっているようにも思っていた。逆さまにするとスカートのような感じだと思っていた。でも、いくつかの大きな花びらが重なりあっている部分があって、遠目にはつながっているようにも見える。幼稚園児の目線ではチューリップを横から見ている。オトナになると上から見下ろしたりもする。花びらは分かれているのがわかるし、中には雄しべや雌しべも見えるし、その何たるかも理解している。はらりと少し花びらの一部がめくれて落ちかけている。花びらが重なった部分とそうでない部分に太陽の光が当たると、セロハンみたいだ。めくれているチューリップはケシの花とも似ている。