ivataxiの日記

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クラッシュ・アンド・ビルド

最初にこの4万人程の町にコンビニが登場したのは30年ほど前。まだ24時間営業ではなくて夜は10時か11時閉店だった。それでも行列ができた。そこはいくつかの店舗に変わり現在はチェーンのうどん屋さんになった。以来、サークルKセブンイレブンデイリーヤマザキ・ローソン・ファミリーマート・サンクスなど増殖が始まった。大店舗法が骨抜きとなり、小型スーパーは中型になり、大型・超大型へと肥大化している。ここ静岡県西部には平坦で雪の降らない自動車文化が根付いているからか、イオンも特別に大きいのが乱立している。ジュラ紀の恐竜大闊歩時代と似ている。所でコンビニでは、増殖だけではなく、撤退・移転・改装・借り換えなど様々な理由から、一旦店舗を解体するのが目立つ。30年経てば、見えない配管・配線・備品劣化が考えられるし、目新しい店舗乱立の現在乱世ではしみったれて見えていたしかたないのかも知れない。個店個店には聞けない様々な事情はあるが、大本へのロイヤリティーはどうしても収めなくてはいけない決め事。末端は枯れてしまおうと、他店舗展開増殖行為は止まらない。「クラッシュ・アンド・ビルド」の流れは続くのである。