ivataxiの日記

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夢 居留区

夢である。まるで夢みたいな居留区だ。椰子の実や南陽の植物もあるし、丸太でできた高床の小屋が並ぶ。隣の人とご近所の奥さんを待つ。彼女は遅れて来て「今日は別な用事が入ったから行けない」と笑いながら悪びれずいう。家族と下に降りて歩く。「今、すれ違ったの有名な人?」と思う。確か小説家だ。足が悪いのか後ろ姿は老人のそれ。「あの人は、長くマカオにいたはず」という。ここにいる人達はもうこの世にいない。かつて外国で暮らした人々の居留区らしい。