携帯 アヘン

アヘン戦争というのがあったそうだが、まだ生まれていなかった。中国にインドのアヘンを法外な設定で輸出。見返りに法外に安い設定で金銀・絹などを中国から輸入という構図が続いた。それだけでも経済的におかしい。問題はアヘンが国民に与えた快楽と倦怠と常態化の蔓延における国力の衰退を危惧した当時の国家が戦争へと突入したこと。
現在の日本は携帯・スマホがなくてはならない。本当になくてはならないかどうかは真剣に考える人が中枢にはいないし、儲かるからと経済の中心部の人々はこぞって国民の所得を減らし税金を増やし雇用を不安定にする方向にあるようだ。ネットやパソコンは便利だし、今では買い物やお金を降ろすのさえネットに関する何がしかが関わる。
ずいぶん前、まだデッカイ携帯電話がかっこ良かった時代に「携帯はのちにアヘンと同じになる」と、誰かに聞いた。お金が吸い上げられて、麻薬中毒のように国力を衰退させるという推理だ。
今の日本が向かう先。
舵を取っている人々が迷わないことを祈る。