ボーンアイデンテティーと2012トータルリコールはどこか似ている。原作はトータルリコールが先なのかも知れないが、映画作品はボーンが先か？「ボーンが記憶はないままスイス銀行の口座にたどり着くシーン」と「トータルリコールでも記憶がないまま隠し口座にたどり着くシーン」はほぼ似ていた。「いくつもパスポートがあり、名前もいくつもあるボーン」と「トータルリコールでも立体映像で顔を変えられる」という部分が似ている。何しろ、自分が何者かを知らないままにすごいアクションをやってのけてしまうところは二人の共通点だ。自分が誰なのかを求めるひたむきなところはグイグイ映画に引き込まれるところだ。
