フナ

釣りはしない。というか、子供のころ大阪の池でフナ釣りをしたことがある程度。今ではフナ釣りをする人はあまりいない。竹で作った竿に直接糸をつけて、針と一緒にうどんを小さく切った物に何かの味付け粉末をつけて池にたらす。運が良ければ釣れるし、釣れなければそうではなかったというただそれだけの時間の過ごし方。何しろ、お金はそんなにかからないから子供でも参加できる。今、浜名湖の近くに住むがまったく釣りはしない。レジャー用の車で他府県からたくさん人が浜名湖には集まる。最高の釣り具とウエア。一体何が釣れるのだろうか？今、池にはマブナはいないかもしれない。ヘラブナは外来種らしいし、ブラックバスを放すとみんな食べられてしまう。ブラックバスはキャッチアンドリリースで、減ることはない。フナなら食べる人もいるから、ますますフナは減る。竹もそこらにはない。京都まで新幹線で竹を取りに行ったという話も聞いた。コダワリというやつだ。かつての安価な娯楽だが、今では非常に贅沢な遊びなのだろう。