ivataxiの日記

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0の日

5・10(ごっとう)という、5日と10日の日は、営業マンが動くから電車や道がかつてはごった返した。で、事故も多かったはず。現在はネット・sns・電話・ファックス・郵便・宅急便などの発達により、トラック配達・バイクデリバリー・などにより、必ずしも5・10ばかりが忙しく、交通事故が多いとも限らない。でも、警察官は現在も「0のつく日は、事故ゼロ」というスローガンの元、しっかりカッチリ厳しく厳重高圧的に取り締まる日と決めているようだ。さもない裏道細道セコ道の信号のない十字路で、ついついフラフラ一旦停止しないで飛び出しそうになったが、視界の端にスクーターに乗った若い婦警さんらしき制服が見えて興奮欲情して「キキーッ」と、止まった。見ると道路と同化した同世代老人男性がママチャリとは呼べないかつてのがっちりした18インチの自転車で「渡ろうかそれともよそうかな?」と、はっきりしない怪しい動作。「渡って下さい」という意味の手を左右に振るこちらのアイズに、彼は頑固な一面を見せて「お前こそ先に渡れ」という意味らしい手をヒラヒラ振る動作だ。これをしばらく続けて横目で婦警さんを見るとまだこっちを注視している。どうにか自転車同世代高齢男子を渡らせて、自動車学校みたいに入念に左右首振り連続見せつけののちに交差点を出た・「ああ怖い」と、背中に汗がびっしょり。
「10日・20日・30日・0の日は気をつけろ!」 なのである。