ivataxiの日記

絵 文章 映画

キースジャレット 枯葉

jazz キースジャレット/枯葉
学生の頃「jazz」という言葉を聞いても、どこか遠くのことに思えた。実際、聞いても「わからない」という印象が強かった。日本の音楽を主に聴いていて、ラジオから流れてくれば、外国の曲も聞くという程度だった。大学のゼミの夏合宿で軽井沢という所に始めて行った。自家用車を持っている学生はわずかで、その車に同乗させてもらった時にかかっていたのが「キースジャレット/枯葉」だった。ドライブする軽井沢近辺の森林の風景と、他愛ない学生の会話に、曲が完全に重なって、この曲を聞くと、その時の軽井沢の深い木々が周囲に現れるみたいなのだ。「ピアノがこんな風に弾けるなんて・・!」と、jazzピアノに驚き魅せられた。のちに「レコードやCDのレンタル」が出て、安く音楽を聴くことができるようになって、jazzも聞くようになった。年を取るうちに、違和感が消え、かけがえのない音源となった。良く聞くと「ウー・・」とか、後ろでキースジャレットのうなり声がするはずだ。