ivataxiの日記

絵 文章 映画

菜種梅雨

今くらいの長雨を菜種梅雨とかいうらしい。雨にも季節や降り方で名前がある日本。冬の冷たい雨でもなく、夏の夕立とも違う「春雨じゃ濡れてゆこう」の頃。菜種はアブラナとも菜の花ともいう。菜の花の菜は、食べることができるという意味もあるようだ。また菜種は種がアブラを採取できるもう「どうにでもして」的な花なのだ。そのアブラは食べるだけでなく燃料にも使われ、最近のバイオと組み合わせてもどうなのよ?というシロモノ。欧州の大麦畑の雑草だったのが、こっちにも来たようだが西洋的というより日本的な花の印象でもある。寒々とした冬の刈田に突如黄色い花の群生が目に飛び込む新鮮さは毎年春の予感を連れてくる。桜満開の頃には人々の目はそちらに奪われることにはなるが・・。そう今は春雨(食べるハルサメは関係あるのか?)・・菜種梅雨。