ivataxiの日記

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七夕濃霧

七夕深夜が濃霧だったことがある。予報の通り。自動車のヘッドライトがないと何も見えない。でも、ハイビームのすると幻惑して走れない。狭い道で行き交う車をやり過ごす。めいっぱい端に寄って、止め、ハザードを炊いてヘッドライトを消して通過を待つ。歩くにしても信号から信号の途中が見えない濃い霧だ。前の年、すごい霧があったが、それを超えた感じ。危険な美しさのある夜。そういえば雲の上のおりひめ彦星は、こんなベールに隠れて、恥ずかしがりやだな。