オーバーオール
オーバーオール
大学の頃「オーバーオール」が欲しかった。デザイン科の多くの学生が着ていたのだ。一年生の夏休みにお金を使い切って、薬局のバイトと新聞配達を掛け持つ。それでようやく、オーバーオールを買えた。髪がずいぶん長くなっていたが、当時の学生はみんなそんな感じ。良く女の子と間違えられたが、オーバーオールは中性的な衣装だろう。今なら太った農夫のように見えるだろうが。最近の若い世代にもオーバーオールを見かけるようになった。現在、学生の仕送りは最低だという。お金はないけどファッションを楽しむ世代。やはり「古着屋」かな?ぼくたち世代の人が若い頃着ていたものが、古着屋さんで欲しくなるディスプレーされているのだろう。新しい感覚で着こなしている。それに、頭が小さく背が高く足なども長い世代。何を着ても、違う雰囲気。
坂の多い浜松
浜松 あまりに坂が多い
浜松は坂が多い。名前を覚えているのは「ひくま坂」「地獄坂」「おかめ坂」「うさぎ坂」など、主だった物だけ。700は坂が存在するらしいが、全部名前は知らない。なんでそんなに多いのだろう?三方原大地は都田あたりから段々、遠州灘に向かって低くなだらかに下がっている。浜松駅付近の伝馬町・伊場付近に大地の終点があるようだ。標高の高い場所(蜆塚)に縄文時代の跡があり、16000年の時を経てゆるやかに100m程海抜が下がったようなのだ。プレートがもぐりこみ、盛り上がったり、火山で隆起したり、色んなことがあって三方原の頂点ができたのだろう。ゆっくり海岸線が下がる過程で、台地の表面はきれいに磨耗してなだらかになったのだろう。井伊の谷と三方原の中間で、ナウマンゾウの化石が発見されている。中国・ユーラシア大陸からちぎれた陸地が戻って、現在の日本の元にくっついた接点がそこにあるのだろう。で、なだらかな坂が浜松には多いのではないか?という個人的見解。