ステルス
同窓会で「あんたなんか知らん」と、二人の同じクラスの人にいわれた。レーダーに映らない「ステルス機」のような学生時代。という訳で「ステルス」を少し調べる。「で・ハビランドモスキート」rykusite 略して「モスキート(蚊)」というイギリス空軍機があったそうだ。戦争が進み物資が少なくなり、特に鉄とアルミが手に入らなかったようだ。政府の要請を受けた航空会社は業界圧力がかかり、思うように物資調達もできなかった。たまたま、家具材料と家具職人たちはたくさん余っていたので、エンジンとプロペラ以外はほぼ木製の機体となった。6人乗れる最初の設計は二人(横並び)に減らされた。機銃も減らし、爆弾か燃料をふたち二つ搭載のみの「なにもない」飛行機ができあがった。木は表面が滑らかにしやすい。驚いたことに「レーダーに映りにくい」ということには気づかなかった。なので「戦中初期のステルス機」として記録される。攻撃力がわずかなので、夜間の偵察・撮影と最低限の爆撃程度だが、戦歴が続く中、生き残る確立が非常に高い機種だった。レーダーにも映りにくく、十分早く、航続距離も燃費がよいので問題ない。ただ、攻撃力もなく、もし発見されて集中砲火でもあびれば一巻の終わりだ。
1957年から1961年にかけて「鋭角面と電波」の関係をソ連(ロシア)の科学者ピヨートル・ウフィムツェフが発表し、米軍が翻訳で取り入れた。ソ連機を飛ばして、レーダーに映るかどうか試したりもしたようだ。「モスキート」のように、偶然、ほとんどが木製だったりでレーダーに映りにくかったというような、偶然の積み重ねが、新しい物理的な考え方で急速に進化したようだ。ベトナム戦争でたくさんの軍機をうい無為に失った痛手で「ステルス性」が注目された黎明期。
レンタルで「ステルス」を借りる。まだ全部見てはいない。100人の志願者から選ばれた3人のパイロットにもう一人加わるという。ジェット機好きにはいい。「2001年宇宙の旅」そ想起する。「AI問題」が現実の今、この映画は予測していたのだろうか?のちに有名になるへ俳優さんも出ている。
裏道 アジサイ
二台あるママチャリは合計タイヤが4本あるが、けっこうな頻度でどれかのタイヤがパンクしている。多くは「虫ゴム」の場合が多い。でも、違う原因だとこまるから、やはり自転車屋さんに頼んでいる。朝の早い時間、自転車屋さんの彼女は、毛染めをしながらお店をあけていた。夜はなにかと忙しいらしい。
ママチャリのパンクでお試し走行。図書館まで。裏道は細く、変わり映えのしない景色。と、思ったら、ずっとたんぼだった場所がショッピングセンターになっている。その裏の細道を走るのは悪いことしている気分。以前見た、何の変哲もない田んぼの方が気分がリラックスした。目の高さに、鮮やかな青紫色。アジサイだ。6月中旬。梅雨の実感はまだないけれど、アジサイは自分の出番と花を見せる。
バイク 昔乗った
昔乗ったきねずか
70歳以上の知人男性は中古の50ccバイクを買った。いつもの落ち着いたおももちとは違う血が騒ぐ表情。ぼくのクルマの後ろを追いかけて走って来る。いかんせん古いバイク。急な坂道にさしかかると小さくバックミラーにフェードアウト。