ivataxiの日記

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横尾忠則サイケ

横尾忠則 サイケデリックで日本的画像
サイケデリックという言葉は、既に死語・・なのかも知れない?そういえば、アイビールック・平凡パンチビートルズフォークソング・VANジャッケット・11PM・・・なんて、聞いたことないですよね?ベトナム戦争の最中、若者は反戦運動に身を投じていた頃・・。音楽や美術の世界でも、反戦・退廃・無気力・現実逃避・ドラッグ・フリーセックスなど、様々な共通意識が根底に流れていた・・ように思う。当時の世界を圧巻し進行中のポップ・アートや、半世紀前のシュールレアリズムの残像なのか、横尾忠則というイラストレーターの発する作品には、サイケデリックでヒステリックで、反面、日本的な少し陰湿な感性を見た気がする。はじめは紙の印刷物などを切り張りしていた、彼のコラージュだったが、コンピューターで合成がかなり容易になり、さらに作品の完成度が加速した感があるが・・印刷媒体の頃の彼の作品は、一歩先を行っていたと思う。理屈ぬきで美しく・不思議な画像だと思えた。現在、多摩美術大学で教鞭を取っているとも聞いた。