ivataxiの日記

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ナルシス・ノワール

ナルシスは水辺に映るあまりに美しい姿に目を奪われた。そこに留まり、いつしか息絶え・・そこには水仙の花が咲くようになりましたとさ・・。御伽噺・言い伝えの世界である。水仙にナルシスという呼び名があり「ナルシスト」に似た意味も加わった、そんな由来となる伝説である。キャロンの「黒水仙/ナルシス・ノワール」は、まさに水仙の香りがベースとなる。だが、それだけではない。目を閉じないと見えてこない「男性にしかわからない魅力のエッセンス」も、微妙に隠されている。日本的な和服にも似合うのが不思議である。フランス人の思う日本女性のイメージも隠れているみたいな名香である。