ivataxiの日記

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日本に帰れ

母は満州生まれで、頭を丸めて身一つで日本に戻った。日本の情報は楽観的でほぼ情報統制の元に置かれていたのだろう。気づくとロシア軍が侵攻。戦争は終わった時期だった。お店では宝石・時計を扱っていたようで、家族は地下に隠し祖父一人でロシア軍に「好きなモノを持ってゆけ」と対応したようだ。おばに一人はシベリアに連れてゆかれたから、スパイを雇って取り戻したという。すごくお金がかかったそうだが・・あとになれば何も持って帰れなかったのだから気にしなくても良い。満州鉄道の株もただの紙になったという。列車に座席など無関係に詰め込まれる日本人たち。・・・そんなことを、繰り返してはいけない。何もなければそれで良いから・・早く日本に戻るべきだ。