ivataxiの日記

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駅のイルミネーション

駅のイルミネーションは最近発光ダイオードのようだ。「毎年、切れた分を補うのも大変だ」というと「何をいってんですか?発光ダイオードは長持ちするんですよ」と知人に教えられた。その分高いらしい。バブル時代のイルミネーションにはまだ発光ダイオードは出てなかった。それ以前の記憶はエジソンの発明の延長の電球やネオン管による光の明滅だったにちがいない。家庭のクリスマスツリーの豆球もフィラメントの電球で、良く切れて次の年には少し減って寂しくなり、量販店では部品の補充を売っていた。発光ダイオードが街に見られる頃には、高価でも珍しくこぞって取り入れた。青いイメージだったのが次第に白くそして現在は様々に彩られた。リーマンショック前はフィラメントと発光ダイオードが半々で、街も好況で人も車も多かった。リーマンショック以降は発光ダイオードも白が多く、イルミネーションはすべて発光ダイオードに取って代わった。近年、クリスマスも田舎の駅前は寂しく、都会もリーマンショックとは比べられない人出のようだと聞いた。時にエジソン松下幸之助にまつわるフィラメントのオレンジの光も懐かしく思えることがあるのだが。