落ち葉焚き

落ち葉焚きの記憶

少し暖かいせいなのか、紅葉は少し遅くなるという。観光業界にとっては、気候についての情報に目が放せない。一般人にとっては「秋なのに暑い」と、日常会話に異変がある程度か？まだ、正常な四季というお決まりの4段階の変化があった頃・・秋には枯葉が舞い、恋人は肩を並べ、紅葉・落葉の並木をバックに恋を語らう・・といった法則があった。といっても、焼き芋で食という本能の方に走る・・という場合もあるのですが・・。「焼き芋は買う物」になりつつあり、日常からかけ離れた存在に近いのでは？イモ自体見たことがない人も多いかも？単に電子レンジするだけでも美味しく・・本来の枯葉で焼くイモに関しては、その伝承さえ危ぶまれているのも事実。近所で枯葉を集め「焚き火」をしていた知人の話・・。「いきなり消防車が来たので驚いた・・どうやら、近所の人が、焚き火の煙を見て通報したらしい」と、オチオチ焚き火もできないようなのだ。ダイオキシンの問題で家庭用ゴミ焼却炉にも異変があるようだ。そして暖かい秋と、全般的に減る自然・・忙しい世の中とコンビニ・ファーストフード時代・・。「秋は枯葉を集め焚き火をし、焼き芋を焼いてみんなで食べよう」なんて、伝説的御伽噺のような話にさえ聞こえる気がする。