ivataxiの日記

絵 文章 映画

「頭陀袋」(ずだぶくろ)

お通夜でズタ袋の説明をしていた。「頭陀袋」(ずだぶくろ)が正しいらしい。梵語でDhūta(ドゥータ、意味:払い落とす、棄捨)を漢字に直したようだ。本来汚してはいけない僧衣を入れて野山を駆けた時の袋であったが、現在は葬儀の時に使われる。あの世で困らないように「六文銭」と、必要な身の回りの品を入れて死者に持たせる袋の代名詞らしい。普段から頭陀袋を持って歩いていた友人がいたが、少し早く自ら命を絶って旅だった。同年なのでぼくは大した役には立たないだろうが残る余命をまっとうしたいと思う。