電車マチ

電車を待つ時、本当は二列で待つとしても、タラタラと間合いもまちまちでいい加減な在来線の田舎の駅である。停車時間も長く、時には「かけこみ乗車」をしてしまうこともある。次の列車は20分後だからね。ところで新幹線。といっても初号機はもうないから、ヘタをするとこだまでもアヒルさんみたいな車両だったりする。停車時間もキビキビキッチリ清く正しく正確極まりない数分間。降りる人はタラタラして見える。乗り込む人は必死。長い一列が待合・喫煙ルーム・キヨスクの前まで一体化した長い虫みたいにゾロゾロはう。まだすっかり乗り込んでいなくても「列車が発車します」というアナウンスが巻きを入れてたたみ込む「プルルルル」という音がすると、乗り込む速度が二人三脚みたいに息が揃って来る。何しろ一列でないと入れないから最後に乗れないと悲しい。「クモの糸」につかまって後ろを振り返る感じだ。このキビキビ一体化整列乗車というのは日本のお家芸なのだろうか？海外からの観光客はどんな風に見えるのか？