ランチェスター戦略

ランチェスターという人が、過去の戦闘のデーターから法則を導いた。刀同士の戦いは一騎打ち。戦闘機やマシンガンが入ると、戦法が変わる。硫黄島では、刀同士の戦いの様相だが、アメリカ軍は後方支援があり、物資の補給があったから、時間経過と共に有利。トラファルガの戦いで、イギリス軍は、軍艦の数の多い、フランス・スペイン軍に勝利。多くの軍艦を分割して戦う。海軍力でイギリスが勝っていたことを加見しても、不測の勝利。数が多ければ勝てるということもないのかも。今川軍と織田軍の「桶狭間の戦い」も、数では今川だった。「攻めてくるはずない」というおごりと「できるかも知れない」という万一の可能性に賭けた若い獅子の行動力。「フォルクスワーゲン」は、この「ランチェスター戦略」を使ったという。現在、アウディ・ポルシェなども傘下にして、圧倒的シェアとなったフォルクスワーゲン。過去の大戦のデーターを現代に生かした実例。