ivataxiの日記

絵 文章 映画

前世療法

ブライアン・L・ワイス博士という人は、西洋医学バリバリの死後の世界を信じない人だった。退行催眠を使って、患者の心的治療を行う。その過程で、おかしなケースがあった。知らないハズの過去「生まれる前の記憶」を語りだす患者との出会い。患者は「生まれる前に受けた心の傷」や「前世(西洋では考えられない考え方)での死に方」を語る。一旦、それを口にするたび、心が軽くなったように、肉体の病も消えていくという事実に興味を持つことになる。彼は、半分は信じていないという立ち位置を貫く、客観的観察と記録。「前世療法」とう本にまとめて、講演をするまでになる。彼を儲けさせるために霊魂は現れたわけではないのだが。1980年頃の西洋人優位の科学的考え方の世界に、切り込んだ「前世」の存在、という意味では価値がある。「ニューエイジ」というか、精神社会へのアコガレが始まる時期にもリンク。