ivataxiの日記

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落雷を見た

落雷を見た
後でそれが本当に落雷だったことを知るのだが、その時は音と光が同時で、珍しい写真を見せられた時のように呆けていた。いきなりやってきた受け入れがたい現実に対しては、いたって無力・無気力な自己防衛的態度をとるようだ。あとで、近くの工場が停電になったことを知って・・やはりあれは落雷だったのか?と、現実だとあとで再認識することになった。坂を降りていて、地平が見渡せる時に大きく広がった空にその落雷は、無軌道に鮮やかな光の筆を振るったのだった。「良い経験?」だったのだろうか。