ivataxiの日記

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デトックス で得す る

デトックス で得す る

 

2008年に入院したりで、部屋を何も触らない状態が続いた。
何の因果か家人が急にデットックス宣言。二階の家具(ほぼカラーボックス)を捨てるように下に下ろす。中に入っていた本や雑多な得体の知れないものどもとの終わりなく戦いの最中。一階も二階のほぼゴミが大量に降りて来るから、けっこう捨てないと場所がない。結果、一階もデトックス
大事だと思っていても今となっては無用だったり、無価値と思っていた物がこれからの人生で長く付き合って行けそうだったりということに向き合って捨てたり残したりの取捨選択。人生では主に自分が社会や会社から取捨選択されてきたのだが。物に自分を写して考えるとナカナカはかどらないのだ。外科医が患者の患部を手術で取り去るような冷徹で正確な客観性が必要なのだ。
少しは役に立つ物たちとも出会う。逆に捨て去った跡には見渡す限りの広大な平原が・・というほど広くはないが。大学時代4年間バイトした新丸子の薬局の奥さんが「何もない空間というのも価値があるのよ」と、いったことを今頃になって思い出した。