ivataxiの日記

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地上の花火

地上の花火
「日本人に一番似合うのは、着物だと思うわ」と、踊りの先生という人から聞いたことがあった。まったく着物は持っていないけど、条件が許すなら、着物で過ごすのも良いかもしれない。道行く人の中に、今日は浴衣や着物の女性が目立つ。男性の多くは普段着なのだが、それでも、着物でエスコートする男の子も目立つ。海開きがあり、花火を打ち上げるのだという。「この日はカップルで・・」と、学生さんの間でも暗黙の掟という物が成立しているようなのだ。普段制服の時には見られない、着物とそれに似合う髪形・メーク・・。男の子たちも、身の置き所・目のやり場にこまるマバユサなのである。人々は、地上から花火を見て美しいと思う。空では花火が、自身の放つ輝きで、地上を照らすから、地上に着物の様々な色彩の花火を見ることだろう。