顔 しょうゆ ソース

顔 しょうゆ ソース
「今はしょうゆかソースか」という話しは顔のことだった。ラジオ番組の近ごろの顔のトレンドの話し。古来の日本人は縄文から弥生に取って代わる。掘りの深い大きな目のアゴもしっかりした毛深い縄文顔から、長くつるっとした切れ長の目でヒゲの薄い弥生顔にかわった。江戸時代以降は美味しい物ばかり食べていたから、アゴが細長くなった。浮世絵顔である。悪役のギョロ目・大きなアゴ・ヒゲ面は、追いやられた縄文人の顔だった。サルのキバが長い頃はオスがメスを選らんだようだ。人間になってキバがなくなり、女性が男性を選らぶように変わってしまい、その時代の男子の人気の顔は女性が決めるようになった。バブルの頃はギラギラした男・そしてしょうゆ顔。今は塩顔なのだそうだ。次はまた、縄文人の顔が戻るのかもしれない。